【ベランダ菜園】水耕栽培で「小松菜」を育てて食べます

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小松菜は、一年中育てられるので、ベランダ菜園には最適です。小松菜は、半日陰でも育ち、今年のように日照不足から、野菜高騰が予想される年には、是非お勧めしたい野菜でもあります。

小松菜は、生育が早く、根が浅く育つ性質から、乾燥を嫌います。
もともと簡単に育てられる野菜ですが、水耕栽培にすることでもっと手軽に育てられることができます。

【ベランダ水耕栽培】小松菜の栽培環境について

2018年 ピノグリーン

小松菜は、栽培が簡単で、短期間で収穫ができるもっともベランダ菜園向きの野菜と言えます。

種まきから収穫までの日数は、夏は30~40日。春と秋は、50~60日。冬は60日以上です。成長したのちも、外側から大きな葉っぱを順次収穫する「かき取り方式」の収穫をすることで、長期間の収穫が可能なお得な野菜です。

難易度初心者むき
まき時3月から11月まで種まきができます。8月からの秋まきがおすすめです。
生育温度15℃~22℃で育つといわれています。
害虫アブラムシや青虫に注意が必要です。
病気特にありません。
日当たり夏は日よけ、冬は霜よけをします。

小松菜の育て方■難易度、病気や害虫

小松菜は、アブラナ科の野菜です。 アブラムシや青虫、コナガなどの害虫が好みます。
網をかけて、害虫が付かないように対処します。

発芽率もよく、簡単に育てられるため、初心者向きと言えます。

小松菜の育て方■日当たり、温度

小松菜は、暑さ、寒さに比較的に強く、 15℃~22℃で育つといわれています。 夏は日よけ、冬は霜よけをします。
濃いグリーンをしているため日当たりを好むイメージですが、小松菜は日照時間が短くても育つ野菜です。小松菜は、日照時間が短い、野菜高騰の夏には家計を助けてくれる、家計の味方です🌞

小松菜の育て方■培土

小松菜は、根が浅く乾燥に弱いので、あまり水はけのいい土ではないほうがいいようです。
私は、園芸土に若干のピートモスを混ぜたものを、小松菜を育てるために使っています。

小松菜の育て方■種まき

2018年 小松菜のベビーリーフ(ピノグリーン)

小松菜は、真冬を避ければ、一年中 種を播くことができます。
ただし、春はとう立ちをしやすく、夏は虫が付きやすいので、秋まき(8月くらいにまくこと)がベストです。

真冬は、室内で水耕栽培にして、スプラウトやベビーリーフとして楽しむのがおすすめです。
小松菜のベビーリーフ用には、 ピノグリーンという別のおしゃれな名前で、種が販売されています。

【ベランダ水耕栽培】小松菜をペットボトルで育てます

2019年 小松菜

小松菜は、根を浅く張る性質のため、たくさんの土を必要としません。一方で乾燥に弱いため、500㎖程度のペットボトルを使った水耕栽培に向いています。

浅いプランタでも同様に育てることができます。

小松菜の育て方■種まきの方法

2018年 ピノグリーン

湿らせた培土に、小松菜の種をばらばらと播きます。種と種の間隔は2センチ程度。ペットボトルに種を播くのであれば、等間隔で播いて、5粒が目安です。種が隠れる程度に、ごく薄く土をかけたら、軽く抑えて霧吹きで水をあげます。

小松菜は、種まきから3~4日で発芽します。最初に出てくる葉っぱを子葉と言います。しばらくすると、違う形の葉っぱが出てきます。子葉の後に出てくる丸い葉っぱは、小松菜の本葉です。本葉が1~2枚になったころ、込み合っているような株は、根元から優しく抜いてあげます。

この抜いた葉っぱ(間引き菜)は、おひたしやナムルにお勧めです。柔らかくて、とても美味しくたべられます。ベビーリーフとして、食べることもできます。

小松菜の育て方■水やり・追肥・手入れ

小松菜は育つ過程では乾燥を嫌うため、液肥を切らさないようにします。特に夏場は、液肥の消費が激しいので要注意です。こまめな液肥のチェックが難しければ、最初から小松菜を大きな水耕栽培容器で育てましょう。

小松菜の栽培は、夏は日よけをするか、やや日陰で育てると、葉っぱが硬くなりません。
冬場は、霜にあたらないようにすれば、小松菜を育てることができます。お正月の小松菜が入ったお雑煮は、見た目にも美味しいですよね。

【ベランダ水耕栽培】ペットボトルで育てた小松菜の収穫

2019年 小松菜のかき取り収穫

スーパーで売られている小松菜は、根元で切られた状態で売られています。ベランダ家庭菜園では、小松菜の根元を残して葉っぱを収穫する、かき取り方式の収穫が絶対おすすめです。中心のこれから成長する葉っぱは残して、外側の葉っぱだけを折るようにして収穫します。根が残っていることで、新しい葉っぱが次から次へと成長して、長い期間の収穫ができます。

夏まきは、種を播いてから30日ほど、春秋まきは45日ほどで収穫ができます。

また、小松菜は春にはトウ立ちして、黄色い可愛いお花を見せてくれます。この花は、菜の花と同じように収穫してお浸しやパスタに大活躍してくれます。小松菜のお花は、菜花より筋がなくて、むしろ美味しいと思います。

【ベランダ菜園】小松菜栽培■まとめと雑学

2018年 ピノグリーン

アブラナ科の結球しない葉物野菜を、漬菜(漬菜)と呼びます。地方ごとにその地域にあった漬菜があり、江戸川区小松川で栽培されてきたといわれているのが、小松菜です。高菜、水菜、からし菜、野沢菜なども、漬菜の仲間です。 余談ですが、江戸川区の小中学校の給食には小松菜を使った様々なメニューがあります。小松菜ゼリー、小松菜パン、小松菜うどん、小松菜クッキーなどなど…( *´艸`)

癖がなく、扱いやすい小松菜は、いろいろなメニューに活用できます。濃いグリーンの葉っぱの色からもわかる通り、カロテンを多く含む野菜ですから、毎日の食事に積極的に取り入れたいですね。カロテンは、視力の低下を防ぎ、免疫力を高め、アンチエイジングに役立つそうですよ。

小松菜は、成長が早く強い日差しを必要としないので、家庭菜園にぴったりな野菜です。家計がピンチ!の時には、是非、小松菜を家庭菜園で育てて、乗り切ってくださいね。

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